こんにちは。おしゃれ番長♪まいです。
今日は、もっと早く読んでおけば良かった! と思った本「エッセンシャル思考」について紹介します。
なぜ、もっと早く読めば良かったかというと、重要事項を集中して実施することがいかに大切かを改めて考える機会を得ることができたからです。
忙しいのに、がんばっているのに評価されていないと感じている人、ワークライフバランスが崩れて時間コントロールできずに困っている人にはぜひ読んでいただきたい本です。
そんな悩みのある皆さんに役立つ本書のポイントである以下について紹介することで、生き方、時間の使い方の改善を図るヒントをお伝えします!
- 「自分の本質目標」を決めること。
- 自分にとって、重要事項だけを選択して実行すること。
エッセンシャル思考を身に付けるとどうなるのか?
「エッセンシャル」とは、「絶対必要な」、「絶対不可欠な」という意味。
本書では、エッセンシャル思考とは、自分にとって重要な事項を実行するための思考と定義づけています。
そして、重要事項以外な瑣末なことに時間を使うと、エネルギーが分散されて、何一つ突出した成果、満足した結果を出せないと断言しています。
まず、本書冒頭にダニエル・ピンク氏の以下の推薦文があります。
「あれもこれも試したい、いいことは全部自分の生活に取り入れたい。だが、そんなやり方で人は進歩できない。(中略)本書は、自分にとっての本質的要素を見つけ出す手がかりとなるだろう。」
読んで胸を衝かれました。
私の場合、会社員生活を辞めて、自分がやりたかったことに時間を使っていますが、それでも株式取引、服のデザインと縫製、ブログと分散しています。
さらにもっとしたい事として音楽もあります。
私の本質目標が自分の“好き”、“得意”を活かして悠々自適に暮らせるような収入を得ることなら、上記の時間の使い方が正しいのか?
まず、このエッセンシャル思考の考え方に基づいて重要事項を見極めるべきだと、心を揺さぶられました。
今、会社で複数のプロジェクトを抱えて仕事に追われている人、家族との交流など大切にしたいことに時間を割り当てることができていない人は、ぜひ本書を読んでみてください。
そうすれば、自分が一番大事にすべきことを選択する契機となって、生き方、時間の使い方を変えることができます。優先順位を選択して重要な事に集中して取り組めるようになり、欲しい成果を得られるようになります。
以下に本文を一部抜粋します。
エッセンシャル思考は、より多くのことをやり遂げる技術ではない。正しいことをやりとげる技術だ。もちろん、少なければいいというものでもない。自分の時間とエネルギーをもっとも効果的に配分し、重要な仕事で最大の成果を上げるのが、エッセンシャル思考の狙いである。
興味がわいてきたら、実践に入っていきましょう!
エッセンシャル思考を実行するために必要な事とは?
エッセンシャル思考を実行するために必要なこととは以下の2つです。
- 重要な事柄を見極めて選択する。
- 重要でないことをノイズとして扱い、捨てる。
重要な事柄を見極めて選択するとは?
重要な事項を見極めて選択するとは、自分の本質目標を明確にして最優先事項を決めるということ。
じゃあ、どうすれば最優先事項を決めることができるのか?
「自分は何が大好きか?」
「自分は何がいちばん得意か?」
「世の中の大きなニーズに貢献できるのは何か?」
本書では、上記のように重要事項を選ぶ基準を明確にすると、脳の検索エンジンが的を絞った回答を出してくれると具体例を示していました。
私の場合、自分でやってみたい! というのが原動力。
例えば、
すばらしい音楽を聴けば、奏でたい。
洋服を作ってもらった幸せを同じように与えられる人になりたい。
おいしそうなお料理を味わったら再現してみたい。
お抹茶、和菓子が大好きでお茶を習ってみたい。etc
次々と興味の枠が広がります。
その中で、特に、音楽が好き!
だけど、得意か? と聞かれれば、残念ながらNo ! なので、今は隙間時間の楽しみにしています。
デザイナーの伯母にたくさんの服を作ってもらい、喜びを与えてもらった服作りは、同じ喜びを提供したいという思いと技術を習得するチャンスがあります。
ファストファッションを好む世代が増え、洋服のレンタルも流行っているなかで、世の中のニーズに貢献できるか? の答えはまだ見えませんが、上記サービスが主流になっても自分を輝かせてくれる洋服を大切にする志向は生き残るはずだと思っているので、今は重要事項としています。
そして、得意のコーディネート力と合わせて貢献していきたいと考えています。
みなさんはいかがですか?
重要事項が絞れてきましたか?
重要でないことをノイズとして扱い、捨てる。とは?
80対20の法則(パレードの法則)をご存知ですか?
成果の80%は20%の努力に起因するという法則です。
例えば、レストランで10種類あるメニューのうち、人気メニュー2種類が80%の売り上げを出していた場合、残りの8種類のメニューは、売り上げに貢献できていない。
つまり、パレードの法則でいう、メニューの20%にあたる人気メニューが力を注ぐべき重要事項で、それ以外のメニューは、ノイズ、非重要事項だということ。
大多数の事柄は非重要事項。
だから、決定的に重要な事柄以外はすべて、ノイズだと認識する!
会社員の頃は、自分にとってノイズのようなタスクを断ることができず、残業でこなしていました。
その結果、仕事を完了させることはできましたが、ワークライフバランスは崩れ、消耗していました。
本で紹介されているように、重要事項だけを実行し、ノイズを捨てるためには、交換条件を設定(トレードオフ)してやらないことを上司や周囲に理解してもらう努力が必要です。
断る勇気をもって、トレードオフをしてみましょう! 重要な事柄で成果を出せれば、周囲も認めてくれると本でも紹介されていました。
そして、もし、トレードオフができない状況なら、その状況から離れるのも自分の選択肢の1つです。
私は、その状況から離れるという選択することで、重要事項に取り組めるようになりました。
断る勇気とやり方、そしてその効果について書かれた勝間和代さんの「断る力」も参考になります。
重要事項をやり遂げるために必要な「仕組み作り」とは?
最後にやるべきことは、エッセンシャル思考に基づいて行動するための仕組み作りです。
本には、以下のような仕組み作りを紹介しています。
- リスク回避のための準備をしっかり行うこと
- 小さな成功を積み上げるために、早く、小さく始めること
- 良い、正しい習慣を身に付けて無意識に重要事項に取り組めるようにすること
- 今、ここに集中すること
詳細は割愛しますが、人はバッファを甘く見積もる傾向があるので、リスク回避のために余裕のある計画を立てること。毎日進歩していると実感することは、とても大切だと私自身実感しています。
本書の中でも紹介されている「習慣の力」もとても役に立つ本です。
悪い習慣のトリガーとなっている行動を見つけて、置き換える方法。例えば、会議の後に「お菓子を食べる」習慣→「散歩する」習慣に置き換える。など悪い習慣を良い習慣に変える具体的方法が学べます。
本を読む時間がなければ、オーディオブックを活用するのがお薦めです。
まとめ
エッセンシャル思考を読んで、私の本質目標とは何か?
その本質も目標を達成するために重要なことは何か? について、改めて考えています。
この本を薦めたい忙しい方々は、本質目標を考える暇もないまま、日々時間に追われていると思います。
私もそうでした。
何か違う。状況を変えたい。
でも明日はまた忙しい。という状況から抜け出せずに同じ時間を過ごしていました。
そのループから抜け出すきっかけとして、ぜひ「エッセンシャル思考」を読んでみてください。
会社員を辞めるという選択をして自分の時間を得た今でも、この本を読んで本当に大切なことを再考する機会を得てよかったと思っています。
一度限りの人生、一番やりたいことをやり遂げましょう!
最後まで読んでくれて、ありがとう!
そして、今日もHappyをありがとう^^
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